詩人:ジャガー
君の愛が欲しい
わがままなのは
分かっているから
苦しそうな顔で
迷いながらでも
出来れば本当に愛して
僕と沈んでくれないか
平々凡々
退屈しのぎばかりの日々の中
なんだか君も
冴えない顔をしてるね
隣においでよ
僕の眼を見つめて
互いの身体に沈み
深い所へ潜ろうよ
君の日常をくれよ
わがままなのは
分かっているから
軽い遊びのつもりでもいいよ
その優しい声で
嘘か本音微妙な
切ないセリフで
僕を泣かせてよ
無理やり忘れた過去も
突然襲いくる不安も
空が泣いてる夜も
全て包んでしまえる
全て関係無い世界へ
短い間の夢でいいよ
わがままなのは
分かっているから
痛そうに繋がったままでいいよ
闇雲に絡ませて
迷わせてくれよ
君の愛が欲しい
わがままなのは
分かっているから
快楽の果てを見ようよ
欲望の渦に飲み込まれて
少し不思議な愛に変えてはみないか
それは海の底のように暗く果てしなく広く