詩人:是清。
微かに幽かに気付き始めた
零れさう壊れさうに惹かれ、まう
ゆめ観たい夢みたい。夢見た古びた胸
蕩けさう狂へさう触れさうに無い あす明日あす
お前「ロビンソン」旅立つちやえ
枯らしたつて沸いちやつて壊されんぢやの念
恐さは今往く年と数える声
諦めは期待に似たポウズ
あしたは恐慌状態で迎え容れられる
寂しい?「アテンシヨン」噛み切つちやえ
だうしたつて欠いちやつて燃やされんぢやの宴
強さは今幾齢と尋ねる声
カアテンを引いてお前がひかりを遮るから
「ほら、」
「窓を開けなければ朝何て視得ない。」
目隠しをして夜を待ち望み膝を抱え。
空ろに虚ろにこころに穿つ穴
甘く渇く飢えてゐる
明日を望んでゐる
過ぎ行く消え去る昨日に怯え
今日の日を膝を抱いて眼を瞑つてすべて閉じて
繰り返しの明日を拒否し続けた儘、
「良いよ。」
「君の望む事なら」
「開けて?明けて。」
試されて結果真逆様。