詩人：現実的SUGILL

経験則で生きてる
日常は変わらない

いつからか
「見る」ことをしなくなり
なんとなく生きてる

なんとなくでも
なんとなくやれてしまう
そしてなんとなくの
結果が待っている

あなたの感情の
変化にも気づかず
真実も見抜けず

とにかくあらゆる
ことに疎くなったよ
生きながら死んでるよう

ここからはますます
悪化するばかりで
転がるだけ?

未来予測ほど
味気ないもんはない

見え透いた嘘に
救いを求めていた
一生騙されていたい
騙しつづけてくれよ

抗うことに意味はあるのか?

答えがないなら
自分なりに
納得いくものを
模索するしかなくて

確かなことは
世界からはぐれた
わけでなく
わたしがわたしを
見失っただけ

世界に見捨てられた
わけでなく
わたしがわたしから
逃げただけ

善も悪もなにもかも
黙ってそこで
うごめいている

抗うことに意味はあるのか?

きみもきみで
やるしかない