詩人：JAM

きっと貴女も
自分のためにしか泣けない人なんだね

あたしもそぅなんだ
ゃっぱり親子だからかな

貴女は何回も繰り返した


あんたは前まではもっと優しい人間だった


冷たい人間になった


何が悲しいって
今まで貴女がそれに気づぃてくれなかったこと

貴女は知っていますか？
あたしが
ただ一人で苦しんでたこと
ただ一人でもがいていたこと
ただ一人ではい上がっていたこと

自分を守るためには
自分が傷つかないようにするには

感情を殺してしまうのが
１番の近道だったのです

だから
あたしはずっとずっと
感情を殺すことを考えた
でもそれは案外難しくて
だからせめて感情を出さないこと
それをずっとしてきた

あたしは冷酷な人間を目指した

いつのまにか
感情を出さないことができるようになって
いつのまにか
冷酷な人間になった

他人のために泣けないし
自分のためにすら簡単に泣けない
他人を大切にすることすらできなくなりそぅ
なんだっていつだって
冷たい声が頭をこだまする

だから人を疑う
信じるはずなのに
口先だけの言葉になる


あたしは冷酷な人間

だから
貴女が泣いても
冷めた目でそれを貴女をただ見つめていた
貴女はただ貴女のために泣いているとわかっていても
あたしは胸が痛むと
感情を出すべきだった

今更気づくのは
おかしいね
あたしはずっとずっと目指していたのに
あたしが今までしてきた
自分だけの葛藤や苦しみは
全て間違いだったのかもしれないね

ただ一人で結論づけた

冷たい人間になる

は確かに
表では傷つかなかったのかもしれなぃ
でもそれ以上の代償は大きかった
傷つかない代わりに
自分を傷つけ
他人をも内側から傷つけた

間違った












それで何が悲しいって

今ですら

涙が出ないこと