詩人:放射能]
キーボードの操作で
削除するように
君を消してしまいたい
こんな時代でも
人まで機械化は
できないんだね
君といる
うれしさや
よろこびや
ドキドキが
苦しさに変わって
息もしづらくて
避けはじめて
頭が急にバカになって
君一色に染まった時
もう一緒には
いられなかった
引き返せない所まで
来たらガケでした
僕ひとりだけを乗せて
飛び降りるような
気持ちで
見ている事しか
できなくなってました
君は望まなかった
僕との遊びや
ずっとの約束や
休日に会う事や
頭を撫でる事なんかを
僕より何を選んだの?
僕より何が大事なの?
わからないよ
知らないよ
僕は忘れられない
だから
君を選ぶよ
何より正直に
眼は君をさがすよ
会いたい気持ちで
いっぱいさ
理由もわからない
後悔でも
いっぱいさ