詩人:都森 善太
なぜ、飛ぶのかいや、跳ぶのか尋ねた事はないけれど瞳の奥にまで染み込む蒼すぎた、空胸がムカムカするような無気力なコンクリートの屋上見上げてみれば飛んでいるみたいな曖昧さはただ墜ちていく飛行機雲、隣人よ、ただ憂鬱であれ若さだけで許された自分よ、ただ憂鬱であれ真相を知らぬままで深い、蒼い、空と、空の間、