詩人:清彦
曖昧なプライドが
あろうことか
私を傷つけた
自尊心、自我、自惚れ
些細な事です
今となっては
陳腐な物です
風見鶏は自由か否かなんて
議論してる余地はなかった
蚊取り線香みたいに人生は
くるくる廻って
終わってしまう
そう、最初っから
解っていたから
手に取るコーヒーカップは
ただの合成素材で
こんなものが肉親や愛する人と
同じとは到底思わないんだ
ただそんじゃそこら中で
目まぐるしく廻る
育みや営みはどれ程の価値だろう
恋人と違えた喪失感は
中二病とニヒリズムを
発祥させました
ただそんな中で僅かに感じた
嬉しさや 解放感は
心というのは
実はいい加減なのだと
同じように
世の中だって良い意味で
どうでも良いのだと
時間を掛けて
教えてくれたんだよ
どうでも良いとは即ち
どれでも良いという事で
白、黒、赤、緑、青
使いこなせば良いじゃない
もう選択を拘る必要は無いかな
僕のキャンバスは
今度こそ本当に
自由の色とりどり