詩人:快感じゃがー
見慣れた風景
こころは同化して
艶めいた
来世
期待なんて
欲しくないのに
高鳴る心臓
はじけるなら、今!
一世一代の勇気で
君の手
引いた
退屈を抜け出そう
汗ばむ陽気に
ざわめく夜風に
さがしもの。
これは
誰の落とし物?
君といると
いつだって
休まらないや
愉しすぎて
生きていること
教えてる
抱きしめてよ!
跳んだボタン
蛙の鳴き声
どうでもいい
落書き
まで
何もかもが
理由になる
輝いている事実
そして、
よぎる
固く閉ざした日
あの出来事
忘れられない
すべてに
目を背けて黙った
隠した
嘘吐きな眼差し
掘り返されて
疼いた傷に
君は
何も言わず
触れて
キスをしたから
剥がれ落ちてく
瘡蓋
でさえ
ただ愛しくて
最後の花火に
吸い込まれた
夏の思い出は
かなしくなんてない
切なくなんて、ない
これが
最後じゃない!
幾らだって
好きなだけ
余白を、埋められる
君と、
これから。
いま
輝いている
という事実
同じはずの景色
色をつけたのは、
君!