詩人:ギョロ
ある日、死神が僕に話し掛けてきた。「お前の夢を終わらせてやろう」僕の夢が何かは僕自身も知らないけれど、何かしらの夢が無いことは素晴らしい事だと思えたので頷いておいた。死神はためらいもなく僕に触れると静かに消え去った。それと同時に、僕の何かは確かに消え去った。