詩人:雨蛙
遣る瀬ない退屈さに沸き起こる焦燥車に飛び乗りあてどなく走る休日の朝誰もいない湖の畔ただ湖面を眺め瞳を閉ざす昼下がりの暖かな車内パチパチと弾ける音に目を覚ましただ窓を流れて行く雨を見つめ瞳を閉ざす雨の奏でる子守歌に包まれる宵闇の午後風に軋むこの揺り籠の中もう少し眠ろうかそしたらきっと明日も穏やかな心で過ごせるだろう