詩人:中村真生子
何もお世話していないのにそばを通れば笑いかけてくれる野の花。時には踏んだりしているのに何でもないように笑いかけてくれる野の花。たくましくて優しい花野の花。きっと子どものころに遊んだことを覚えていてくれているのかもしれない。バラも向日葵もましてクレマチスやクリスマスローズなど知らなかったころ花といえば野の花だったから…。