詩人:カナリア
早く夏にならないかな…と僕が口づさんだその日夏まで持たないだろう…と死の宣告を受けた者がいた焼けるような暑い…暑い夏を迎えるまでの残り数ヵ月彼が必死に生きる姿を目の当たりにした僕は…この夏どう生きればいいのだろう昨日死んだ者が必死で生きたいと願った今日を…僕はどう生きればいいのだろう人の命には限りがある明日の保障なんて何処にもないだからこそ今を生きろ今を生きろ明日伝えようと思っていた言葉に…明日は待っていないのかもしれないのだから