詩人:なってくる
今朝は人混みと息が合わない
何度もぶつかりそうになって
T字路でヒヤッとする
「授業中だけ天気がいいんだよな…」
ワクワクをもたらす久々の青空が
校庭とおしゃべりの話題も尽きて
もてあましてる
登り坂
ネガティブから吸い上げられる嫌んなるズルい空
ペダルにかけた足に
より一層 力が入る
街路樹くぐり抜けて
見つめる飛行機雲のアーチ
→海へ行こうと誘われた
ノーブレーキで下り坂
僕をすり抜ける風速に
浮力を蓄え
瞬きが快感
海に飛び込む前に
空に溶けてしまいそう
さっきまではなんだったんだ?
、なんて
そんなこと
今は夢中だから忘れてるとこ