詩人:来永
素直になることは
良くない事と
子供ながらに
感じていた。
だから、いつも
大人の顔色ばかり
伺って
良い子でいようと
良い子と言われる度に
苦しくなって
本当の自分は
どこかに消えた。
誰にたいしても
素直になれば
素を出せば
嫌われてしまうと
偽りを作ってきたのに
貴方は
見つけてしまう。
だから
それが恐くて嬉しくて
でも恐くて…
その葛藤でさえ
消してしまうほど
包んでしまう。
こんなに醜い
自分を
こんなに綺麗な
貴方が
…
良いのだろうか…
それでも
離れられない。
これは私のワガママだ。
2016/07/21 (Thu)