詩人:千波 一也
ひとを見下し笑えたらわたしの優位が成り立ちそうでひとをけなして罵ればわたしの優位が守られそうで拳はきょうも独りきり石くれ気取りも甚だに閉じたつもりの孤独をさらして拳はきょうも虚空のなかでわたしの望みを掴みそこねる