詩人:千波 一也
ほんの、ひと握りどの手のひらにも負えるくらいのちいさなちいさな身の丈でほんの、ひと握りねがいを載せてせせらぎましょういついつまでもせめておのれの嘘くらい捨て置かないで見誤らないで煩わないでほんの、ひと握り子どもの手にもやさしく編まれるささいな舟でありましょう