詩人:ℒisa
夢を見た
寝ている間も
起きている隙間にも
夢を見た
どっちが現実で
どっちが夢かなんて
どうでもいい
この詩を書いているのは
夢の中かもしれない
あなたがこの詩を読む事
それも私の夢の中の話かもしれない
どちらもさほど変わりはないんだよ
ただ少し
風の向きを変えたり
蜩を鳴かせてみたり
恋をしてみたり
眠ってみたり
現実には不可能な事など
なにもなくて
私は笑う事も
君を救う事も出来る
貴方を殺す事も出来る
夢と現実の違い何か
何も無くて
私は車を運転しているし
空も少しなら飛べる
皆が同じ夢を見れば
それはもう夢なんかじゃない現実だと言うのなら
月を太陽に変える事も
簡単に出来るよ
『昨日あんたはこう言って笑っていたよ』
そうなんだ
でも私は本当は昨日
あっちへ還って
あの人に会っていたんだよ
あなたが話したのは
本当に私?