詩人:どるとる
なんの特技も
なんの夢も
なんの魅力も
何もねいいところなんかないぼくなのにね
君はなぜぼくを今日まで愛してくれているのか
不思議で不思議で
仕方がないんだ
でも君が愛してくれるぼくだから
何か 光るものがあるのだろうね
具体的には言ってくれない君だけど
『あなたにはあたたかい優しさがあるから』とだけ言った
自分ではそんなとこなんて
愛をもらうにも値しないとこなのになんて思うけど
君にはどうやらそれがいちばんのおきにいりらしい
何もなくても
世間ではうけない
不器用すぎるぼくだけど
ただひとつ
これひとつ
あるだけで
君と愛し合える
抱きしめ合えもする
いつまでも
いつの日も
ぼくと君の中には
愛があるから
繋いでる指の隙間から
胸のリズムの節目まで
愛でいっぱいなのさ
何もなくても
それがあるだけで
ぼくらはひとつになれる
何はなくても
愛があるからね
ぼくらは幸せになれる
それを 君に 出会って知った
ぼくの中に流れる愛が 目を覚ましたようにほら君にだけは本当の悲しみや本当の喜び素直に伝えられる
きれいすぎるくらいの混じり気のないそのままの気持ちを届けられる
人には伝えたい気持ちや届けたい気持ちがある
ぼくにもたくさんある
ずっと聞いてほしかった
それが君でよかった
君じゃなかったらきっとぼくはうまくいきっこないね
君だから君だから
心のピース同士重なり合える
それはただ簡単に愛があるから
だけど熱い熱い愛なんだ
何もいらない
優しささえあれば
不器用すぎる人だから
それひとつ
ただひとつ
あるだけで
二人愛し合える
抱きしめ合えもする
どこまでも
どんな日も
ぼくと君の間には
愛があるから
こぼれる涙のひとつぶから
かすかな表情の翳りまで
君を愛する為に見つめられる
何もなくなんてない
ぼくには君への限りない愛があるんだ。