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詩人:甘味亭 真朱麻呂
いつも教室の隅っこで
無表情でにこりとも笑うこともなく
空をただ眺めてるアナタ
クラスメートと上手く話せないのか
見たところアナタは孤独に浮いてるって感じ
僕と同じだね
そういう孤独なところ
一緒にしないでって言われるかな
こんなこと言ったら
放課後の教室で
戸締まりのアナタと僕は
夕焼け空をなんとなく眺めてた
綺麗だね…
綺麗だね……
アナタをこんなに近く感じれる
何故かな似てるからかな
こんなに親近感を抱くのは
初めてキミに話しかける
先ずは適当に
『学校つまんねーよな』
そうキミに呟く
聞こえるか聞こえないくらいの声で
返事を期待しないで
そっと呟く。