詩人:高級スプーン似
いや
ないことは
ないんだけど
なんちゅーか
まあ
ねえ?
わかるでしょ?
わからない?
あ
そう
わからないんなら
まあ
いっても
しかたがないかも
しれないけれど
でも
なんというか
その
あれだ
わかる?
え?
わかる?
わからないか
あ
そう
それなら
べつに
いいんだけど
いや
よくはないけど
なんつーか
ながれ?
ながれってあるでしょ?
え?
ない?
いやあるって!
え?
ない?
ない?
ないの?
あ
そう
そうきたか
そっちが
そうくるなら
こっちも
だまっちゃないよ
いや
まあ
だまるとか
だまらないとか
そういう
もんだいでも
ないんだけどね?
どちらかといえば
もんだいというより
こたえ?
そう
そうそうそう
え?
あ
ちょっとちがうな
おしいけど
ちょっと
え?
どこがちがうかって?
いや
どこがちがうかは
ちょっと
いえな
え?
なに?
ききたい?
ききたいの?
それならそうと
もっとはや
え?
ききたくない?
あ
そう
ふーん
そうくる?
そうくるとは
おもってなかったわ
いや
ほんとは
おもってたけど
あるいみ
いいいみで
うらぎられたというか
いや
ちがうって
そうじゃないって
わるくないって
だれもわるくないから
でしょ?
ちがう?
ちがうか
あ
そう
いや
だから
きずつけたくなかったから
さ?
うん
だれをって?
いや
あなたというより
わたしというか
わたしのなかの
あなたという
わたしにとっての
あなたというか
わたし?
うん
だから
え?
うん
うんうん
え?
ちょっと?
え?
はあ?
ちょっとなに?
え?
いや
それはちが
うこともないけど
うん
だから
なにが
いいたかったかっていうと