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詩人:哀華
愛の形は
人の数だけ
あると聞きます
小さきもの
歪んだもの
悲しいもの
きっと
どんな形であろうと
想い焦がれる事で
理解の果てに
愛し合えるのだと
思います
理想論と言われれば
きっとそれまで
なのでしょうが
愛し合う者達に
資格は要らないと
聞きます
素晴らしい
事なのでしょうね
経験は語るに
必須ですが
見つけられずに
悲しい思いをしている
女がここにまた一人
愛とは本来
形無き物ですが
不確かであるから
形が欲しくて
不鮮明であるから
名前が欲しくなるのだと
そう
思うのです
そう
思うのです
だったらば
降ることを
望むばかりでなく
掴み取らねば
という意気込みで
半笑いの日常を
送りたいと感じます
乱筆ぼやけた
視界の中より