詩人:甘味亭 真朱麻呂
同じ速さで歩を進めながら年をとる僕らは
同じだけの痛みを感じている 今も
ほんの小さな幸せに本気で喜べる いつも
だからそう何度でも感じ合うんだ
同じであることの喜びや幸せを
徒競走みたいに競いあう愛じゃなくて
同じように急がずにゆっくりと
ねぇ
僕らは同じ光に向かって歩いてゆく
これからも
この手を離さず離されず
時には強く
時にはやさしく
にぎりながら
あぁ
歩いていくさ
いつか
終わりが見えるまで
おそれることはない
また生まれ変わりたいと願う気持ちがあれば
また巡り会いたいと思う気持ちがあれば
きっとまた終わりは始まりに変わるさ
きっとまた僕らはいつかの笑顔で幸せ感じ合えるさ きっと。