詩人:凪都
絡まり混線それが現状
ここは視線渦巻く明日行き交差点
ポジティブを装う逃避行者。
視線に立ち止まると
知らないあの子がわらいかける
私は夕闇黄昏はぐらかし
視力が悪いと言い訳並べ
そんな姿勢に
はにかみ笑いかける
知らないあの子の顔が視線が
隣り合わせの距離になり俯いた。
わらってた笑ってた
嗤ってみているみられている。
あの子の死線から目をそらしたくて
黙って目前の明日へ疾走する
怖がりの私は失速を恐れ
頭上から忍び込む月明かりは
浮かない顔の芯を真を引き当てる。
2008/07/12 (Sat)