詩人:kana.
瞼 閉じて映る
君の切ない笑顔
胸が締め付けられる
苦しさが襲う
頬をつたう 悲哀の雫
大地へと落ちてゆく
想いを心の声にやどして
大声でこの地球に叫ぶんだ
枯れるほどに声をはりあげても
誰の心にも響かなかった
見上げた空に 君を重ねて
涙で滲む世界を見つめる
腕を伸ばして 掴んだものは
脆く崩れた 夢のカケラ
雨 降る 空 見つめ
泣く事を誤魔化して
洗い流したくて
今日も空を仰ぐ
震える手を未来へと伸ばしても
何も掴めなかった
眩しいほどに輝く星に
刹那の希望を祈り捧げる
叶わぬ願いとわかっていても
すがらなければ歩けない
暗い暗闇をさす光が
僕の心をいつか照らすかな?
これが夢ならば覚めずに
ずっと 夢のままであってほしい