詩人:ちぃふぁん
密やかに愛しく
胸の奥に咲く蕾のように
そっと涙が零れ落ちる
あぁ 愛しさに呑み込まれそうな時
その切なさに出会った時、私は泣いた
心が満たされる、その感触に似ている
胸の中が、じわっとする感じ
新しい命の血が宿る感じ
人の優しさに満たされる
あの人の優しさに包まれる
私はどうしたのだろう?
何が起こったのだろう?
性以外に気持ち良くなる方法を見つけたのだろうか
あの人の言葉だけで…
…今までに犯した罪から目を反らす事は許されない
償いをするとすれば
あの人に「ごめんなさい」と言う事と
私が幸せになる事
自分勝手かもしれないけど
私はこれ以外の方法を知りません
だから…ごめんなさい、T
あなたをたくさん傷付けてしまったと思う
受信拒否にしてしまってごめんなさい
もう連絡は取らない方がお互いの為と思うから
私は決めたから
ごめんなさい
一言でも話すと尾を引いてしまうから
それは嫌だから
あなたには悪いけど
またどこかで偶然見掛けたとしても
絶対に声は掛けないで
遠くに見やって下さい
トイレの水にでも流しておいて下さい
結局それだけの女だったと
墓に葬り去って下さい
私は生まれ変わりたい
気付いた今は、他人から見て
「遅過ぎる」とか
「馬鹿過ぎた人生を送ってきた」と言われるだろうけど
それまでは気が付かなかった
気が付けなかった
愚かで馬鹿な私を罵るでしょう
きっと軽蔑するでしょう
まともに人の道を歩かなかった私を
だから止めたいのです
過去をリセットする事は出来ないけど
事実として残ってしまうけど
それらを塗り消すようなもっと偉大な事をしたいのです
私は人間らしく生きたいのです
だから…どうか、T
私を恨まないで下さい
それは無理かもしれないけど
せめて放っておいて下さい
お願いです
人としての人生を、私はこれから歩みたいのです
私はあなたで気付けたから
むしろ感謝しています
それと同時に罪悪も残ってしまったけど…
あなたと出会えた事は
私の中で良かったと思っています
ですが、もうこれ以上関わる事は出来ません
それを分かって下さい
言う事はそれだけです
今までありがとう、ごめんなさい…