詩人:剛田奇作
究極のゆっくりを許してあげよう
自分を一度も許したことのない人が、残念ながらたくさんいる
一日に いや一年に、もしくは一生
何もできなくて当然と思おう
ただ生きてるだけが、すべて
それだけで
君は、満点
それ以外は、ほとんどおまけみたいなもんだ
そうしたら、朝起きてカーテンをあけるのだって
紙屑を拾うのだって
奇跡みたいにラッキーなことさ
ガソリンが無いのにいくらアクセル踏んでも進まないよ
君は
弱いんじゃなくて
疲れたんじゃなくて
ネガティブじゃなくて
それはね、心が
ただゆっくりしているだけ
他人の事や自分のこと
ありとあらゆる事を期待させられて
容量オーバーになったから
ただゆっくり働いているだけ
意識でいくら急かしても
魔法使いじゃないぞって
心が怒るよ
今は ゆっくり
ひたすら ゆっくり
ゆっくり
ゆっくり、ね
いずれガソリンが溜まった時アクセルは踏める
踏みたくなくても
ガソリンが入ったらなんとなく踏んじゃうもんなのさ
今は、ゆっくりが近道
今は、ゆっくりが仕事
ゆっくりのプロになろうゆっくりの天才だ、
なにか成功している人たちは本当に、みんなゆっくりの天才なんだよ
ゆっくり、
ゆっくり、、
ゆっくり、、、
ゆっくりしているときは
まわりがよく見える
そのうちに
カメさんみたいな丈夫な鎧が身につくのさ