詩人:鴻
きまぐれな性質です
家に繋がれて
ヤツを待つような
そんな犬にはなれません
ボクは猫ですから
散歩に連れていって?
と それを待てるほど
お利口さんではありません
犬ではなく ボクは猫です
自分で散歩に出掛けます
日向で寝るのが二番に好き
一番は後程でいいですか?
食事が先の猫だから
餌を貰うまで
吠えて待ちたくありません
ねだるか奪うが早いから
はい 待てない性分です
そう 待てない性分です
だから
家に繋がれて
ヤツを待つよりは
自分から擦り寄る方です
ボクは猫ですから
散歩に連れていって?
と それを待つよりは
拗ねて自分で行く質です
犬ではなく ボクは猫です
自分で散歩に出掛けては
他で時間を潰します
だって つまらない…
だからって
さっさと帰りは致しません
日が落ちて
お腹が空いてから
ゆっくり
まったり
ヤツに
心配をかける様に帰ります
甘噛みと引っ掻きをする
性格の悪い 猫ですから
食事が先の猫だけど
構ってほしい
それだけです
寂しいだけです
ダカラ
先程の解答は
もうお分りとは思いますが
一番 好きなのは…―
“『ごしゅじんさま』”