詩人:どるとる
僕はただひとつ
何を捨てたとしても
これだけは守りたい
それは生きること
いつもいつでも
小さなことにさえも
すぐにいやなことがあると死にたくなる
そんな弱い僕さえも
生きがいを見つけた
君を愛するそれこそが僕の生きている証を 明らかにするための足跡残すことなんだって気づいたから
あの日、雨の降る中で
誰ひとり僕のことを見て見ぬふりした中で
君だけは僕に笑って傘を差し出してくれた
世界一愛したいよ
世界一幸せにするまでは僕は君に借りを返したとは思えないから
ずっと多分死ぬまでいっしょにいることになると思うけど
君はそれでいいかい?
君の笑顔
君の仕草
君の涙
その全てを愛したいな
僕が死んじゃったら果たせない夢だから
意味をなくさないように君の僕の生きる証で
いつか君が僕を君の生きる証として思ってくれたらいいなと思う
君を愛すことこそが僕の生きる証ならば
これからだって君を愛してゆくことが僕の生きる証さ
僕が死んじゃえばその証は消えてしまうから そうならないように ずっとね
僕は君の存在を
生きる証に変えるのさ
だから君がいてくれることは僕が存在していることを紛れもなく証明してくれる
僕の存在の証そのもの
『これからも引き続きよろしく』とつぶやく声が部屋中にあたたかい静けさを生む
僕から差し出すのははじめてだけど
君が困ってるみたいだから 僕は傘を差し出す 心の中
雨に降られ
ひとり立ち尽くす君に
今度は僕が助ける番だ
君がここにいるから
僕もここにいる
君がいるかぎり僕はここにいるのさ
さみしくないよ
君には僕がいる
僕には君がいてくれるように
今日も明日もこんなふうに 不器用だって愛し合う二人がいる
誰がなんていったってこれだけは変わらない
僕は君のもので
僕も君のものさ
ほかの誰のものでもあってはいけない。