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[154177] castle

詩人:どるとる


君はねいつも
誰にでも優しいから好きなんだ

意味なんてなくたっていい
誰かに届けばいいのさ

ぼくは君に歌いたい
あるがままの気持ちを素直な言葉で伝えたいんだ

たとえばあの夕暮れみたいな美しいのにそこにあるのがあたりまえみたいな何かで
宝石みたいなキラキラ輝く
無償の愛をあげたい

世界で誰より愛している
ぼくと君のことだから
明日もまたくだらない話題で燃え上がって
いつのまにか疲れて眠っている
そんな日々がいつもある
だからぼくらは恋人なんだな

光り輝く未来なんて
求めちゃいないのさ
ただ二人が普通にさ
笑いあえるような未来を所望する

ステキな恋人に近づいたかな 今日
なんだか全てがいとおしくなるね

ぼくらの小さな小さなこの王国では自由がまかり通る
ほらつまらない常識さえここでは笑い飛ばせる
二人は自由だ

君は僕のお姫様で
僕は君の王子様で
少し狭いけど ここは二人のcastle

休みの日にかわいい
お揃いのコーヒーカップで甘いコーヒーを飲んだりしながら
晴れた日には庭でね
ハンモックに寝転び
大好きな本を読む

そんなありふれた幸せ
何よりも待ち遠しいな

首をキリンにして
待ってるよ
遠い岸部から
ぼくらは

ありふれた平和を
夢みながら
イマを暮らす
旅人なんです

さあ そこに向かうべくまた 旅を続けましょ
ちょっと冷えた手をあたためるべく繋いでさ

二人の未来のため
イマはイマで頑張って それなりに生きて
いつの日か夢がただの理想で終わらないように 叶えよう

そこに建てるんだ
かわいい庭付きのお城
何も特別なものは求めないから ありきたりな 白い壁の家

ぼくらの ぼくらの
命を住まわせるcastle。

2010/03/14 (Sun)
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