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[194114] 禁断の便宜

詩人:EASY

毎日が毎日の様に
繰り返し過ぎていく

予定通りだ


仕事は会社の為に!
人生は自分の為に!

便宜上
そういうことにしておく


じゃないと
何も出来ない



便宜上
そういうことにしておく為に

最も優れた手段は

この世界に
生まれて生きていることだ


つまり

僕は便宜上
僕を演じてみせる


そういうことにしておかないと
何も出来ない


僕は便宜上不快になり
便宜上快楽に溺れ

便宜的な神を例えにしながら
便宜的に争う



でも

時々冷めながら

そんなに

怒らなくても?
泣かなくても?
はしゃがなくても?

なんて思ったりもする


でも

僕も気がつけば
同じ様に踊っては

熱くなり
涙を流し

何か大切なものを背負いながら

命よりも大切な何かを誰かに
伝えようとしている





その

便宜上そういうことにしておく為に
最も優れた手段は


まるで

完璧な配役を完璧なストーリーで
完璧な監督が描く映画の様でもあるが


「所詮映画だろ?」

なんて、悟った様に言うことが


何を何処にどの様にして
突き付けていることなのかは

誰にも分からない以上に
誰にも分からない


これは

開くべきであり
開くべきでない

どっち付かずの
禁断の扉であると同時に


これ以上ないくらいに

どうでもいいことでもある

2017/11/24 (Fri)
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