詩人:千波 一也
いつしかまぼろしは味方になりすましてあらゆるひかりの残酷さを麻痺させてしまう綴られた文字の内側も外側もしらないならばしらないなりに柔らかくなれる硬くもなれるこの手に触れられないすべての記憶の源を敬うことがもっとも重い鍵罪ならぬ罪を美しく染めてしまうもっとも暗い翼