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[50509] 昼と夕方の間で

詩人:安曇

ため息の回数が増え
吸う気力もなくなった車の中


スーパーの駐車場には
子供からお年寄りから、たくさんの笑顔が過ぎていく

僕は取り残されるような気持ちに潰されていた


目の前の雲がじんわりと色を変えていく
―昼と夕方の間


乾いた希望に何を求めているのか


無気力を恐れていた昨日
無気力を受け入れる今日


ひかりながら丸い夕日が
ゆっくり下におりていく


どれくらいの愛を求めているのか
欲張りで寂しがりやの僕は


どんなに願っても何もかわらない事
痛いほど知っているのに


すっかり暗くなった空に
何かを求め小さく怯える僕は縋っている




泣きたい時は決まって
涙が出てくれないんだ

苦しい気持ちが胸につかえたまま
涙は出てくれないんだ




明日は、笑って空を見つめることが出来れば良いな。

2005/10/02 (Sun)
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