詩人:ひトも
かぜがやんでいたのです。かぜが止んだこの世界は、どこか居心地が悪いのです。苦し紛れに。精一杯、僕の吐息を吹き付けますが空気は何も変わりません。いっそ、向かいかぜでいいのです。かぜを感じたいのです...