詩人:まとりょ〜鹿
この何もない土地に僕達の種を撒こう。
君とお気に入りのCDなんかを車に乗せて
一緒にサビなんか口ずさみながら行こう。
初めて出会える人。
初めて触れ合える喜び
初めてと云う期待を
たくさん たくさん
猫の額のような土地に
溢れる位に
撒いてゆくんだよ。
そして枯れ往く定めが来ようとも
決して枯れないモノを残して行こうよ。
僕達が確かに此処に居たと
今、口ずさむラブソングを君のお腹の中に宿っている
まだ小さき君が残してくれるから。
きっと今日からが
僕達が存在したと云う足跡を刻む
スタートなんだと思う。
こんなに天気のよい日
君と立てたスタート地点。
何だか心がくすぐったいね。