詩人:千波 一也
ひとりで仰げば尚更に山野の月はきれいです涙は雲居をわたる舟契りは雲居をてらす舟言葉が透ける霧の夜は山野の月がきれいですあまねく水面は古巣ですあまねく種火は郷里です垣根をなくした風のふる山野の月はきれいです