詩人:甘味亭 真朱麻呂
一人暮らしをし始めた頃
何もかもが大変だった
身の回りのすべてを自分だけでやらなければならないから
目の前にあるやるべきことをこなせばまた次から次へとやることは増え続ける
そんな僕にも可愛い彼女ができてさ
前よりは他人を気遣う心が学べた気がする
慰めあって励ましあって
僕らはそれなりにここまで歩いてきた
ほんの小さな当たり前な幸せが
心にあふれたら
不思議とふたりの顔に笑顔が生まれた
目では見えないお互いを想う気持ちで 僕らは
どこにいても何しててもつながっていられるのさ
同じ時間をこうやって過ごす度にふとしたやさしさに涙がでそうになる
ほんの短い僕らのこの命には
限られたリミットがあるけれど
でも大切なのはその短い時間の中でどれだけ君との日々を満足して生きられたかだと思うんだ
ふいに口ずさむ懐かしいメロディ
すべてが遠い思い出になっても
どんなに老いぼれても
いつまでも変わらない気持ちでいたいよ
だからそのために
一つ一つの壁をふたりで乗り越えていこう
しあわせのうた
唄いながら。