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詩人:あいく
捨てないでいてあげた
のでわないよ
捨てるのがめんどくさくて
ほっておいただけ
歌えなくなったおまいを
だからおまいわ
わしの傍らにありつづけた
ただそれだけだのに
おまいわまた歌う事を
夢見ていのかね
わしわおまいが
また歌いだすなど
夢にも思っていなかったのに
そして日々わ過ぎ行き
季節わ幾重にも巡った
そんなある日の酔狂に
わしわおまいに触れてみた
おまいわ長き眠りから
醒めたかのように声を
いや歌を歌いはじめた
わたしわ驚くよりほかない
おまいわまたわしのために
歌を歌ってくれると言うのか
いやそうでわないよ
おまいわおまいがまた
歌を歌いたかったから
この時をまっていたのだよ。。。