詩人:旅人モドキ(左利き)
とある波止場で はるかな星に見とれほのめく朝なぎを心待ちにしようぬれ渡る海原を ちっぽけな灯台が照らしてきらきら光が波打つからまだ帆船は がっちりと港に係留してあるやがて水平線の向こうで遭遇したらどうするか考えてみる まるで突風みたいなあてどない出会いと別れさえきっと原動力だから しっかりと帆を張ろうだだっ広い大洋に浮かぶ宝物をすっぱだかで喜べる さすらい人であれ