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詩人:甘味亭 真朱麻呂
また季節は巡り
また僕をひとつおとなにしていく
一歩一歩と前へ踏み出していく
そのたびにまた大事なものを失う
悲しいお別れ
いつかは訪れると思ってはいたけれど
やっぱり思ったよりもずっとずっと悲しかった
僕を誰よりも愛してくれたアナタ
僕はというと何もしてやれなかった
それだけがそれだけが悔しくて情けなくて
だけど戻らない
アナタは戻らない
だから
進むしかない
僕もいつかアナタのところへ
旅立つそれまでは僕は歩き続けよう
夢を探し求めて
旅を続けよう。