詩人:チェシャ猫
さようなら君に届くように重ねた十字に祈りをきって壊れそうな君を抱きしめた・・・瞳閉じればまた繰り返す過去を両手で振り払って僕は微笑った夜は君をやさしく変えるみたいだから繋いだ手はそのままでいて届かぬ距離に憧れを抱いて目先の欲望に手を触れてそれでも愛を呼んでいた想いさえ枯れた心を集め何故僕はまだ求めるんだろうありがとう君に聞こえないようにそっと零れる涙に祈りを切って戻らぬ背中に手を振った・・・