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[103829] それは、大昔から

詩人:甘味亭 真朱麻呂


今すぐ幸せになれる魔法がもし使えたら
世界中の美味しいものを食い尽くそうか
何から何まで退屈だったよ
君に逢うそれまでは
僕は本当に退屈だったよ
魔法なんて使えなくていいからね
こうして一緒に手をつなぎながら
くだらない話に笑いを起こそう
ぎゅっと心さえつながり合えたら
昨日喧嘩した理由でさえケロッと許せると思うから

見境もなく悲しみは世界を 僕を濡らして
不思議なほどにやさしかったり厳しかったり不具合だよ
かみ合わない歯車
むりやり合わせても
満たされるわけもなく
納得なんて出来るわけもなく

それは、大昔からの僕の癖だったかな
小さな丸い青い中に
僕だけの想い
この胸に一つ生まれだして
言い訳に四苦八苦
おぼれるように沈んでいく 過去
遠い果てから知っていた事実無根の 真実
終わらない 未来
そっとサッと手を伸ばして…

歩き出すその先にありそうな 希望
仕方なく生まれる絶望
見上げるように
見下ろすように
立場は変わる
泣いたり笑ったり
忙しい 僕 誰も同じ
自分だけじゃない
それは、大昔から変わらない オキテ
それでも揺るがない想いは消えず確かに残る 今日が終わるその瞬間遮断機がおりる
僕の心の中に
思いもしない場所に
たとえ忘れたってあるからね
あぁ それは、大昔から
あぁ それは、大昔から
大昔から
大昔から
大昔から
ある ある ある…


あるんだ(あぁ)。

2007/06/21 (Thu)
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