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詩人:どるとる
ここにずっとあるのはありふれてはいるけど特別な日々だよ
昔からずっと変わらないありふれ過ぎてるくらいの日々だけ
茶柱が立ってただけでおかしいくらい
箸が転がっても笑っちゃうくらい
そんな年頃でもないけれど
自分の器が どれほどのものか わかってしまう年頃に達したぼくも自分の器を知る
深い器じゃないことくらいはわかるから
べつに謙遜するひつようもない
小さな器だから 不器用に君を傷つけて
たまに 泣かせてしまうこともしばしば
やっちまったなと悔やんでも仕方がないのにね
仲直りしたくて
でも仲直りの方法わからなくて
少しばかり君がいるから特別なのかな
そのへんがありふれてる中の何パーセントかを占める不思議な部分かな
ごめんね
重なる声が
妙ちきりんな
リズムを生んで
地場さえもを生む
ぼくらはキスをする
そんなありふれてるけど特別な日々
ずっと続けば
ジグソーパズルが出来上がるみたいに
いつかありふれてるけど幸福な人生に変わるかな
振り返る道
思い出すは記憶
そこに見えた
いくつもの今日
ほらね
終わってしまえば
何もかもが笑い話
いつか そうなるまでぼくらは本気の本気でずっと 生きてゆく
今を輝かせる
そのために
HAPPYよりHAPPYな
記憶をつくろう
二人の協同作業でさ。