|
詩人:どるとる
生命線をたどり
その寿命以上を
ぼくは生きてみせる
生命線をたどる旅は
はじめからおかしなことばかりだから少しくらい予想外のことがあったってにわか雨くらいにしか思わないさ
手のひらの上で回るミニチュアサイズの地球がいつから嘘っぱちだと気づいたんだろう
支配者の顔で
ただの 幼子だった
わがままは通らない
神経質なこの世界で
まかり通る正義がイヤミなくらい 光る
ぼくのそばで
ぼくには君がこの世界の全てなのに軸はやや狂って
いそがしさに忙殺される毎日
それでも 今もこの世界は君を軸にしてまわっている
君のまわりを 太陽系みたいに くるくるとただくるくるとまわっている
ぼくのそばで。