詩人:朧
悠遠の王国に咲く
色とりどりの世界
緑の覆う闇の森林
純情可憐の白き姫
罠仕掛け足を掬い
逆さに縛る拷問は
ほとばしる血脈に
啜り抽く触手の牙
噎せ苦しみ侵食は
喘ぎ声は死の共鳴
胸の鼓動を終了す
先の来世を構えて
風嵐の地獄の花壇
降り立つ革命の華
罪深き愚民の道は
堕ち行く真実の穴
後悔に散りゆく死
過ちの悪人の最後
桃に輝く切なき生
清純の姫へ蘇生唄
目覚めし蓮華の畑
その場所に蘇りし
美し姫の祈り姿は
革命時代の支配者
清らなる微笑みに
新時代の君来たる
正義は革命の色彩
蓮華の華は揺れる
2004/11/30 (Tue)