詩人:朱鴇
秋が深まり始め椛は赤く染まり頬を掠める風も次第に冷たくなってきた…。わずかな時を惜しむように人の温もりを求めるようにカップル達は寄り添い歩く。繋いだ右手と左手肩越しに見る君の顔は何だか寒そうで…『ぎゅっと抱き締めたい』と、そう思ってしまうでも、それが出来るようになるのは、まだ先の話し…今は繋いだ君の手を離さないようにしっかりと握るだけ…