詩人:亜嘩茄
いつも沼地にい自分は
もがこうと
必死でバタつかせて
汚れたくないから
そのドロドロな足を払って
キレイに見せ掛けていた
ちよっと心がうす汚いって
思ったけど
認めてもらうためなら
身体にヒビが入っても
壊れても 平気で装った
生きてんの?
全然幸せじゃない
苦しくて 気付いて
あぁ 頬が濡れてるよ
敏感になった耳は
あの声を聞き逃さず
勝手に傷つく
愛されたいだけだったのに
得られたものは
何一つない
もう やめた
自分を壊すもんじゃないんだ汚れたっていい
どんなにドロドロになっても醜くても 隠さない
二度と自分を 逃がさない
毒の刃がふってきて
赤い血がとびちった
今の私は その刃も
強くさせる道具にすぎない
ウソみたいに
身体が動く
足が強く進む
何とでも思えばいい
すべてが はね返る
そんなもの 私にきかない
生きてるよ
ちょっと幸せなんだ
しっかり 自分抱いて
どんなことも動じない