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[188501] どん底で最高の思い出たち

詩人:望月敏彰

あのときと同じ場所 同じベンチに腰かけて

当時の自分に タイムスリップ

もし その頃の僕に出会えるなら

横に座って ただ ただ 話を聞くのだろう


大学通りの町並みは 

少し変わってしまったけれど

「ここはよく通ったな」と

過去あった店が脳裏に浮かび 懐かしくなる


数年間 通った道

大人になった僕

あのときのどん底の悲しみは

胸を張って誇れる

自分自身の履歴

よく頑張った

よく逃げなかった

よく乗り越えたって

今は胸張って誇れる

どん底で最高の思い出たち


多くの人がいる中で

たったひとりを見つける凄さ

そのひとりがいさえすれば

失敗の出会いも また財産


いつも自分を責めていた

だんだん 何も出来なくなっていった

やっとのことで見えた光は

そのひとりとの出会いだった


もう下を向かずに歩いていける

辛さを積み重ねた分だけ

幸せの時が待っているということを

どうやら僕は知ってしまったみたいだ


伝えたい 伝えたい

過去の自分から 今の自分へ

伝われ 伝われ

今の自分から

どこかの誰かへ


あのときのどん底の悲しみは

胸を張って誇れる

あなた自身の履歴

よく頑張った

よく逃げなかった

よく乗り越えたって

今は胸張って誇ろう

どん底で最高の思い出たち

2015/06/20 (Sat)
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