詩人：江戸川 珍歩

リバーシブルの
パンツをはいて
君は気取った店が大好き

例えば
オープンカフェ
人から見られるのが
オシャレと
僕は大っ嫌いなんだけど

自販機を破壊して
金を奪う
その時の僕の汗は美しく
マドンナに
便器を舐めさせるほどに

想像力を犯していた
対戦相手はコンクリート
僕はオカシくて
可笑しくてお菓子食って
ハッハッハッハ（狂）

正しい人は世間知らず
知らなくていい情報
若しくは
体験をする人は
どうにも避けられない
交通事故の瞬間に似てる
一部始終を見る僕

みんな
壊れちゃったのかな
雨が降って
誰一人通らない
僕は
お地蔵さんと共にいる
ねぇ
一緒に暮らそうか
さみしくなんかないよ？