詩人:niko
空は大きい 僕はさみしい 草原に たましいは転がって 僕は空っぽだ 何に祈ったって 願ったって 頼んだっていいくらい 薄紫色の雲を ずうっと 見つめていたいんだよ たましいは 僕に帰るかな どこかで 迷っているのかな 無理もないさ 風だって吹かない闇のが 遥かに広いんだ だけど 僕が怖いのは たましいの不在じゃあないんだ たましいが 最初からどこにも行ってないことのが ずっと怖いんだよ 空は大きい 僕はさみしい