詩人:五月女
空はいつでも蒼くて
それを変えることは誰にも出来ない
それと同じで
運命を変えることは誰にも出来ない
できないから変えようと努力するだ
でも無意味に終わって疲れる
でも空は蒼いとは限らなかった
病院の窓からみた空は蒼かったのに
綺麗な 綺麗な 空は何を知って悲しんで泣いてるのかしら
どうしてそれ以上のものを求めるのかしら
泣かなければ綺麗なのに
そんなどす黒い顔しなくたっていいでしょう?
蒼い空がみんな好きなんだから
泣かないでいいのよ 蒼い空
見守っててあげる 泣かない青い空を――――
蒼い空が泣くのって雨って呼ぶのを初めて知ったの
それは泣いてるんじゃないんだよ って教えてもらったの
でもね きっと蒼い空は悲しんでるんだわ
わたしはそう思ったの